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閏日の課題が見えた「雑煮」鍋

 閏日ということで、「たびカフェ」おしゃべりだけでなく、18時からは、雑司が谷で最も有名なスポットの一つ、「ZUZUSHII ART LABORATORY(通称・Zギャラリー)」で「雑煮」~震災と原発について考える~を開催した。

直前に2人の参加者が欠席し、イベントには近所でミュージックカフェを経営する男性と、Zギャラリー主宰者・東さんの知人の方、2名の主宰者が集ったこじんまりとしたイベントになった。e0250097_16282733.jpg

東さんのご自宅の台所を使わせていただいたり、カフェ経営男性の包丁さばきの見事さに感心したりで準備を終え、秋田のにごり酒を酌み交わしながら始まった雑司が谷を煮る「雑煮」。

地震が起きた昨年3月11日の14時46分には、表参道や鬼子母神、横浜の寿町などで揺れを感じ、その後、原発や放射能の問題で、それぞれの人が、それぞれの価値観でこの一年を送って来たことが、一人ひとりの体験を聞きながら、少しづつ分かっていった。

お酒の勢いがついてからの話し合いは、地震や原発という話題にとらわれることなく、各自がそれぞれの興味に合わせた話しを繰り出し、Zギャラリーという場に集った人々のエキスの混じり具合は、とてもユニークなものになっていった。
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終盤にはアートステーションの関係者2人も合流し、大量にあった鍋のほとんどはみんなのお腹に収まり、放射能問題に関心のある東さんの希望で、広島、長崎のインタビュー映像をまとめたドキュメンタリーを見た。

今私たちの暮らす日常は、終戦の契機となった原爆の被害ほど過酷なものではないけれど、被災地の人々や放射能によって日常を奪われてしまった人は確実にいる訳で、それらの経験の違いによって生まれる「グラデーション」の不明瞭さが、互いの理解を難しくさせてしまっているように思う。

人と人とが出会うことによって生まれる相互理解と不理解。言葉になりにくい小さな思いや感情をいかに共有していくかが課題として浮かび上がった今回の「雑煮」だった。
(阿部和璧)
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by mwlab | 2012-03-08 16:32 | 活動報告
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面白く大切な活動へ興味と関心を注ぐ人の存在を水にたとえ、地域活動での水のありさまを深める為のプラットフォームです。 雑司が谷にはたくさんのみみずくがいます。み・みず・く。


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