Miracle Waterをつくる。

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カテゴリ:活動報告( 13 )

閏日の課題が見えた「雑煮」鍋

 閏日ということで、「たびカフェ」おしゃべりだけでなく、18時からは、雑司が谷で最も有名なスポットの一つ、「ZUZUSHII ART LABORATORY(通称・Zギャラリー)」で「雑煮」~震災と原発について考える~を開催した。

直前に2人の参加者が欠席し、イベントには近所でミュージックカフェを経営する男性と、Zギャラリー主宰者・東さんの知人の方、2名の主宰者が集ったこじんまりとしたイベントになった。e0250097_16282733.jpg

東さんのご自宅の台所を使わせていただいたり、カフェ経営男性の包丁さばきの見事さに感心したりで準備を終え、秋田のにごり酒を酌み交わしながら始まった雑司が谷を煮る「雑煮」。

地震が起きた昨年3月11日の14時46分には、表参道や鬼子母神、横浜の寿町などで揺れを感じ、その後、原発や放射能の問題で、それぞれの人が、それぞれの価値観でこの一年を送って来たことが、一人ひとりの体験を聞きながら、少しづつ分かっていった。

お酒の勢いがついてからの話し合いは、地震や原発という話題にとらわれることなく、各自がそれぞれの興味に合わせた話しを繰り出し、Zギャラリーという場に集った人々のエキスの混じり具合は、とてもユニークなものになっていった。
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終盤にはアートステーションの関係者2人も合流し、大量にあった鍋のほとんどはみんなのお腹に収まり、放射能問題に関心のある東さんの希望で、広島、長崎のインタビュー映像をまとめたドキュメンタリーを見た。

今私たちの暮らす日常は、終戦の契機となった原爆の被害ほど過酷なものではないけれど、被災地の人々や放射能によって日常を奪われてしまった人は確実にいる訳で、それらの経験の違いによって生まれる「グラデーション」の不明瞭さが、互いの理解を難しくさせてしまっているように思う。

人と人とが出会うことによって生まれる相互理解と不理解。言葉になりにくい小さな思いや感情をいかに共有していくかが課題として浮かび上がった今回の「雑煮」だった。
(阿部和璧)
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by mwlab | 2012-03-08 16:32 | 活動報告

雪の降る日の「たびカフェ」おしゃべり香港編

 香港旅行に行くメンバーがいるということでやってみることにした「たびカフェ」おしゃべり「香港の楽しみ」。
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いつもとは変わらないおしゃべり会に、中国茶とお菓子が持ち込まれ、いつも通りのまったりとした雑談を続けていると、一人の女性がやって来た。

以前、青山のギャラリーで会った香港好きの女性が、雪の降り積もる歩きにくい中、このイベントのために雑司が谷まで足を運んでくださったのだった。

そこからは各自が自己紹介をしながら、持ってきた資料を手に、全員でああだこうだと香港の食や観光について話し合った。

初めて来たという人が一人加わったことで、広がっていく様々な話題。
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ある程度は知っていると思いかけていたメンバーの別の一面を知ったり、香港知識の豊富な方が話してくれる体験をもとにした貴重な情報。

そしてそれ以上に、同じ東京に住みながら交わる機会のなかった人が、同じ空間を共有していく中で生みだしていく淡い親密さ。

それはまるでその日降った雪のようにどこか懐かしく、旅の途中でかりそめに出会った人々を思い出させた。

会が終わり、雪が止んだ空の下、それぞれの家路に着く参加者の背中を見送りながら、このよう小さな人の出会いを生むイベントをこれからも続けていければと思った。
(あべかへき)
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by mwlab | 2012-03-08 13:13 | 活動報告

「たびカフェ」始めました!

 前回は洋服を使ったファッション系の再生工房のアイデアが生まれた水曜ミーテング。今回は、「新年会」の原型となった「お酒を飲みながら小さい子がいても参加できる音楽イベント」を提案した女性や、アート系のスタッフも加わったことで一気に話が進展した。

「先月行った『新年会』は楽しかったけれど、今後何かをやっていく時には、もっとゆるい感じの方がいいかも」というように、年齢や経歴の異なる人々が、たまたま集った水曜メンバーにとっては、よりゆるやかで、手軽にできる活動がいいという意見が多かった。
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ではどのようにその「ゆるさ」を実現していくかという話し合いの中で、たまたま前日に考えた「Miracle Bookプロジクト」の、「かかわりしろ」を生む「仕組み」だけを作り、あとは勝手に人々がつながっていけるような「状況」を生み出すアイデアを話すと、メンバーは「それいいかも」と言って興味を示してくれた。

旅行などで海外へ行った経験の多い水曜メンバーなら、「世界地図や日本、東京の地図を見ながら『行って良かった場所』や『お勧めの地域』など、頭の中でまだ可視化されてない『知識』を見える形にビジュアル化し、より有用な情報交換ができる場を生み出すことが可能では?」という案が出て来た。
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それに対して、もう一歩進んだ意見として、「旅行だけでなく、『日常』に起きる全ての出来事を「たび」と捉え、これまでに経験してきた様々な「たび」についての面白い知識や情報を、目に見える形に編集し、話し合っていく過程を『たびカフェ』と名付け、それを水曜ミーテングにすればいいでは?」という提案がなされた。

このユニークな案に全員が賛成し、今回のミーテング自体を第1回目の「たびカフェ」にすることが決定。15日(水)には2回目の「たびカフェ」を行う予定の水曜メンバー。旅行や展覧会、コンサートやイベントのちらしや半券といった様々な「たび」の「痕跡」を持ち寄り、それについての知識や情報を共有していく。

様々な国や人種の人々が立ち寄り、面白い知識や情報が得られる海外の安宿のカフェのように、特にテーマを決めることなく、互いに話したいことや、聴きたい情報が集うカフェ。そんな風通しの良い「状況」をまずは、少人数の話し合いの中から生み出していきます。そしていつかは、訪れた多くの人に「水曜日に来ると旅している気分になれる」と言われるような、素敵な「カフェ」になればと思う。
(あべかへき)
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by mwlab | 2012-02-14 09:51 | 活動報告

「みちくさ市」とのコラボ案

 先週火曜日に行われたMiracle Waterの火曜ミーテング。先月末の「新年会」が一段落したことや、プールに通う子どもたちにインフルエンザが流行っていることもあって、今回は特に話し合うこともなく、雑談メインで時間が過ぎて行った。

一応、「家にある子どもたちを撮影した写真や映像を、面白く簡単にアレンジできないか?」といった話や、夏に旧高田小学校を会場にした「ご近所『防災』サマーキャンプ」といった企画が、区や地域の人々を巻き込んでできないかといったアイデアは生まれたものの、まだどれも「種」の段階。e0250097_11591885.jpg

そんな中で、3月18日(日)に行われる予定の「みちくさ市」に昨年11月に引き続き、何らかの形で関わることが決定。2月のこの段階から「仕込み」を始めるべき時期に来ている。これまで考えてきた案は、「人に薦める『最強本』」を小さな会場で紹介しながら鍋とお酒を囲むイベントだった。

しかし、今回、たまたまミーテング席の横でお茶を飲んでらした女性に相談すると、「そんなかっちりとした形で紹介するよりも『つながり』を作るためなら、好きな本の名前を3冊ほど書いたカードを首からかけておくだけで、色々な人同士会話が生まれるのでは?」という案が出て来た。

正直、「最強本」のアイデアを思いついた自分にとっても、イベント準備や、その場自体の「重たさ」に何か別のやり方を模索していた。そんな時、私たちの側は、人々の間に「つながりしろ」を生む「仕組み」だけを提供し、あとは色々なところで自然発生的に会話が生まれる「状況」が作り出せるこのアイデアは極めて優れたものに思えた。

そういう訳で、3月18日(日)に雑司が谷「鬼子母神通りみちくさ市」で、私たちMiracle Waterは、自分たちだけでなく、「みちくさ市」の事務局や出店者の方々、それにフリマで本を探してる方々などに「好きな本3冊」を書いていただき、その紙を胸に張る「Miracle Bookプロジェクト」を行います。

少しだけ通常の「みちくさ市」とは異なる風景や、全く知らない人同士が「好きな本」の話で盛り上がるような「状況」を商店街内に生み出してみますので、もしご興味おありの方は、火曜日ミーテングの時に来ていただき一緒にプロジェクトに参加していただくか、開催日当日、会場に足を運んでいただければと思います。
(あべかへき)
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by mwlab | 2012-02-13 11:15 | 活動報告

ご近所イベント「持ち寄り!」の新年会が盛会にて終了

 私たちMiracle Waterが共に活動を行っていく地域の人々の、様々なアイデアや「知恵」を持ち寄って行うイベント「持ち寄り!」の第一回目「ボサノバとサンドイッチ、サングリアの新年会」が1月29日(日)に行われました。
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昨年11月頃から、アートステーションに子ども連れで来てくださっているお母さん方の、親睦を深めるイベントとして企画されたこのイベント。最初は「子ども連れでお酒を飲みながら、気軽に音楽が聴けるようなイベントってないよね」という、一人のお母さんの発言から動き出した。

一緒にいたお母さんが「実はボサノバを習っていて…」という意外な一言からボサノバを聴きながら、手軽に作れるサングリアを飲む「新年会」を開こうと開催が決定。そこにさらに別のグループのお母さんたちが、小学校入学前の子どもたちと一緒に作る、サンドイッチの会をそのイベントに追加しようという感じで話が広がっていった。

今年に入ってからの3週間は、週一回ミーテングを重ね、「無理をしない」、「できるだけ手軽に」、「家にあるものは持ち寄る」という「持ち寄り!」の基本イメージを共有しながら、近所に住みながらも、接する機会がなかったお母さんのグループが役割分担してイベントを行った。e0250097_1072121.jpg

正直、「新年会」の発案者で、一応の運営を任された側としては、果たしてどんな会になるのかも分からず、状況の変化になんとか対応していくことで精一杯だった。だから演奏をしてくれたお母さん方への料理やお酒の融通。さらには会の進行や時間管理といったものへの気配りの足りなさが、あちらこちらで露呈した。

しかし、そんな会にもかかわらず、キッチン内やカウンターで、協力しながら調理配膳を行っていくお母さんたちの手際の良さや、パンの耳を細かくちぎってお手伝いをするエプロン姿の子どもたちの笑顔を見ていると、現在自分がやっていこうとしている「ご近所」的方向性は間違ってないと思わせるものがあった。

そして何よりも良かったのは、日頃はある側面でしか交わることのなかった人々の、「ボサノバ演奏力の高さ」や「会の事務、運営に対する気配り」、「音楽やリトミック体験中に見せた熱中度」など、同じイベント内で何かを作り、時間を共有していく中でしか見えてこない側面を知ることができたことだった。
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人々の中には、まるで地層のように、それぞれの人生の中で培ってきた、その人なりの知識や経験、技能がある。そして多くの場合、私たちはそれらのことをほとんど知ることなく、「表面的」な部分だけで人々と交わり、忙しい日々を送っている。

そんな「日常」にちょっとした共通の楽しいイベントを盛り込むことで、周囲の人々や友人の、これまでとは違った一面が見えてくるかもしれない。そんなイベントを私たちMiracle Waterは、今後も地域の人々と共に開催していきます。もし、ご興味ある方は、毎週火、水曜の夕方から「としまアートステーション」で行われるミーテングに参加していただければと思います。
(阿部和璧)
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by mwlab | 2012-02-01 11:34 | 活動報告

藤浩志さんによる「使い捨てされないアーティストになる」10ヶ条

 10月にアイデアを思いつき、共同企画者のL PCAKさんや、様々なサポートをいただいた藤浩志さんとアートステーションスタッフの方々、そして当日に参加してくださったみなさまのお陰で、なんとか無事「使い捨てされないアーティストになるために」~アーティストだらけの本音ポロリ大会~を終えることができました。

10日前にTwitter上で告知して、110回以上のリツイートをいただき、果たしてどれだけの参加者になるか全く予想もつかなかったこのイベント。実際蓋を開けてみると、参加者は全部で10人とこじんまりした会になったけれど、その分、鍋とお酒を囲みながら、全員が一つの話題を共有できる、くつろいだ会になったように思う。e0250097_1264450.jpg

鍋やお酒を楽しんでいたこともあり、約3時間半があっという間のように思えた今回。参加者の多くが何かしらの表現活動をしている人だったこともあり、会の流れは約30年間、美術やアートの現場で生き延びてきた、藤さんの経験から生まれた言葉を聴くことが多かった。

「森のくまさん」のような雰囲気を持った藤さんは、決して「10ヶ条」のような形で話を進めた訳ではなかったけれど、会の中で話された「使い捨てされないアーティストになる」すべを、折角なので、イベントに参加できなかった方にも知ってもらえるように、とりあえず「10ヶ条」形式でまとめててみた。(かなり偏った個人補正あり)

その1 生活費のかからないところで暮らす。

表現をしながら生き延びていくために必要な生活費と活動費。その両方を生み出していくためには、生活費を抑えることのできる場所で暮らすことが重要。

その2 自分がやっている「行為」を理解する。

美術やアートの表現として最もポピュラーな「絵」を描くという行為であっても、色や形や構成、イメージやコンセプトといった「いじり」どころが違っていて、自分が何を「いじる」ことが好きなのか。何「フェチ」なのかに気づくことが大切。

その3 フレーム(枠組み)を理解する。

自分が「フェチ」感を持ったものを、紙かキャンバスか、彫刻か街か映像かなど、どんなフレーム表現するのが良いのか、適しているのかを理解する。

その4 より大きなフレームを理解する。

キャンバスに描くと展覧会やギャラリーというフレームで流通させることが前提になる。街というフレームなら地域のアートやグラフティー。たとえば同じギャラリーと言っても全然違うタイプだったりすることを知っておくことが重要。

その5 編集の必要性

自分の「フェチ」、表現フレーム、外界フレームというものを理解した中で、では自分の「フェチ」やイメージをどういうフレームで表現し、社会的枠組みに乗せ、流通させていくかを「編集」していくことが重要。(自分でやれない場合は優れたギャラリストやキュレーターという編集者に出会えばいい)

その6 自分が面白いことをちゃんとやっていく。

たとえば絵画表現は守られたシステムだし、良いシステムだけれども、フォーマットが急激に変わりつつある今、それがこれからどうなるのか?自分のリアリティーに合うのかを、見極めて面白いことをやっていくことが必要。

その7 自分を客観視し、それを乗り越えていくこと。

表現することは、まず自分や作品を客観視することが前提。そこからこうやった方がもっと面白いかなという感じで新しいフィールドに出ていく。自分自身を超えようとして何か面白くなる状態が大事。

その8 記録や記憶を残しておく。

「生き延びる」ためには何をつくり、何を編集し、何を残したかが重要。何も残さなければ、何も存在しなかったのと同じになる。存在することで生まれるリアリティーというものがあるから、記憶が圧縮される前に、語られない面白いストーリーも含めて記録を残しておくことが重要。

その9 期待されることばかりをやらない。

自分の向かい合う、「いじる」べきことに向かい合うと一番いい状態になれるけれど、周囲に期待されて同じことをやらなきゃいけなかったりもする。そいうい時は自分自身を更新して期待を裏切ればいいし、時には逃げてもいい。

その10 自分にとっての確信をつかむ。

80年代、現代アートのフレームで表現しながらも、西洋の翻訳された美術が理解できなかった。そんな時、途上国とされるパプアニューギニアで出会った「ヤセ犬」の姿を見て、何でもないと思われているものが変身して凄い状態に変わるのが美しい、「美」だと思った。それからはそいうい価値観でものが作れないかなという感じで活動している。

以上が今回のイベントで藤さんが若いアーティストたちの質問に答えながら話してくれた、おおまかな内容です。

これ以外にも様々な雑談と脱線を挟みながら、貴重な「使い捨てられないアーティストになる」知恵を授けてくれた藤さん。私たちMiracle Waterは、主宰者の藤さんの活動姿勢を見習いながら、今後も地域の人々や、様々な活動をするアーティストたちに役立つイベントを開催していきますので、もしご興味のある方は、そんなイベントにぜひご参加を!
(阿部和璧)
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by mwlab | 2012-01-27 12:24 | 活動報告

煮込んだエキスのその味は?~イベント「雑煮」を終えて~

 Miracle Water(ミラクルウォーター)初の自主企画となるイベント「雑煮」。

雑司が谷周辺に住む人々をトークイベントという鍋の中で煮込むことで生まれる新たなエキスを体験することを目的とした鍋パーティー。

今回の鍋・おでんの仕込みには2時間半、イベントの仕込みにはほぼ3週間を費やした。e0250097_14412988.jpg

その甲斐あって、出演者の知人を中心に15名の参加者が参加しておでんを食べ、お酒を飲みながら話し合う3時間のイベントを体験した。

主催者側の感想としては、講演会のような一方的な情報提供の場ではなく、誰もが参加や発言ができるフラットで対等な関係がもてるイベントになったように思う。

それに「雑司が谷という地域に焦点を絞ったイベントにどのような人がどれぐらい来るのか?」、「告知に対する反応や、イベントとしての収支の目安」といった今後のイベント開催に必要な情報を得ることができたことも収穫だった。

何人かの参加者に聞いた話によると、「中心になる人のない不思議なイベントだった」、「普段は会うことのない人々と話すことができて面白かった」という好意的な意見を述べてくださる方もいた。

一方で、「このような場にアートステーションという名をつけ、このようなイベントを開いてもそんなものはアートではない」という厳しい意見もいただいた。

個人的には、今やっていることが果たしてアートであろうがなかろうが、地域に住む多様な人が年齢や性別、職業や異なる価値観を越えて、それでもゆるやかにつながれる場やイベントを生み出せればと思う。
(阿部和璧)
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by mwlab | 2011-12-19 14:44 | 活動報告

「Miracle Brooch(ミラクル ブローチ)」ワークショップ

 「プーさんツリー」を運んできて行った3331でのワークショップ。

これまでワークショップには参加者としての経験しかなく、一体、ぬいぐるみを使ったどんなワークショップをやればいいのか直前まで悩んでいた。

そんな時、雑司が谷で行われた「らいおん子供洋品店」というバザーイベントで見たtomokowalaさんのブローチワークショップ。
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使わなくなった洋服を切り貼りして綿を入れ、その土台の上に様々な素材を張り付けて、顔型のブローチをつくっていく。

小さな子どもでもできる手軽な作業は、多くの人々に楽しみをもたらしていた。

そのアイデアを勝手に流用して行った小型のぬいぐるみに安全ピンをつけ、ブローチにするワークショップ。

不要とされたぬいぐるみの中にも、欲しくなるものが結構あることから行ってみた作業が、小さな女の子を中心に20人以上の人々が参加してくれるものとなった。

子どもたちの小さな手を握りながら、一緒にブローチを作っていく作業は、何かを一緒につくっていく喜びを自分自身が味わえるものとなった。

出来上がったブローチを胸につけ、「先生、ありがとう」と手を振ってくれた子どもたちの笑顔は、来年には父親になる予定の自分にとって、とてもまばゆく親密なものに思えた。
(あべかへき)
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by mwlab | 2011-12-19 13:03 | 活動報告

白い視線が痛かった。

千代田アーツ3331でのワークショップのため、約100体ほどのぬいぐるみのプーさんを合体させた「プーさんツリー」をリアカーで運んだ。

雑司が谷から秋葉原までの約2時間、目立つリアカーを引いた奇妙な人物の姿は道行く多くの人々の視線に触れることになった。e0250097_10194799.jpg 

しかし、その多くの人々は何か「痛い」人が通過するのを、視線を合わせないようにして見送るだけで、一定の距離を置いて通り過ぎて行くだけだった。

交差点や写真撮影のため停止した時などに、話をした4、5名の人々は全て女性で、そのほとんどが子どもが興味をもって近づいて来た結果、話をするようになった人々だった。

最近まで関西に住んでいた自分にとっては、もう少し何かしらの反応があるかもと期待していただけに、白い視線が刺さってくるような都内2時間の道のりは、精神的疲れをもたらした。

道ゆく風景の中で特に気になったものは、高架下や公共空間の隙間のような場所に、吹き溜まったように定着してしまったホームレスと呼ばれる人々の存在だった。

時にリアカーや自転車を使い空き缶を運び、廃棄されたダンボールの家に住む彼らの姿と、持ち主から不要とされたぬいぐるみの塊を運ぶ自分の姿。

実はそこにはすでに何一つ境界はなく、何か一つ人生の変転の先に、多くの人々から存在しているのに存在していないように扱われる人生が当たり前のようにある今の時代。

これまで積み上げてきたものの全てが一瞬で失われるような出来事が起きた2011年という年の暮れ、冬晴れの都内を歩きながら、今自分がいる地平の不確かさをもう一度確認した。
(阿部和璧)
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by mwlab | 2011-12-19 10:21 | 活動報告

Miracle Waik(ミラクルウォーク)行います。

 あと10日後の日曜日(18日)、ちょうど雑司が谷とは皇居を挟んで反対側にあるアーツ千代田3331という施設でワークショップを行うことになった。

藤浩志さんのかえっこバザールつながりで行うワークショップは、ぬいぐるみを使ったクリスマス用のリースなどを作る予定。
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初めて雑司が谷を飛び出して行う活動に、これまで自分たちが作ったものがないのも寂しいということで、目立つプーさんツリーを持っていくことになった。

しかし、重さも高さもあるこのツリーを、車やバイクを持たないメンバーたちでどのように運んでいくかという問題が出てきた。

色々考えた中、最後にやってみようとなったのは、Miracle Waterが持つ備品の中で2番目に高価なスチール製リアカーで歩いて運ぶというもの。

担当は「都内中心部の距離感を前から実感してみたい」と思っていた私、あべかへき。

果たして何時間かかるかはわからないが、13日、14日、15日のいづれかの天気の良い日に、都内で黄色いプーさんツリーを乗せたリアカーを見かけたらせひ声をかけてください!
(あべかへき)
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by mwlab | 2011-12-08 16:59 | 活動報告
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面白く大切な活動へ興味と関心を注ぐ人の存在を水にたとえ、地域活動での水のありさまを深める為のプラットフォームです。 雑司が谷にはたくさんのみみずくがいます。み・みず・く。


by mwlab
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