Miracle Waterをつくる。

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藤浩志さんによる「使い捨てされないアーティストになる」10ヶ条

 10月にアイデアを思いつき、共同企画者のL PCAKさんや、様々なサポートをいただいた藤浩志さんとアートステーションスタッフの方々、そして当日に参加してくださったみなさまのお陰で、なんとか無事「使い捨てされないアーティストになるために」~アーティストだらけの本音ポロリ大会~を終えることができました。

10日前にTwitter上で告知して、110回以上のリツイートをいただき、果たしてどれだけの参加者になるか全く予想もつかなかったこのイベント。実際蓋を開けてみると、参加者は全部で10人とこじんまりした会になったけれど、その分、鍋とお酒を囲みながら、全員が一つの話題を共有できる、くつろいだ会になったように思う。e0250097_1264450.jpg

鍋やお酒を楽しんでいたこともあり、約3時間半があっという間のように思えた今回。参加者の多くが何かしらの表現活動をしている人だったこともあり、会の流れは約30年間、美術やアートの現場で生き延びてきた、藤さんの経験から生まれた言葉を聴くことが多かった。

「森のくまさん」のような雰囲気を持った藤さんは、決して「10ヶ条」のような形で話を進めた訳ではなかったけれど、会の中で話された「使い捨てされないアーティストになる」すべを、折角なので、イベントに参加できなかった方にも知ってもらえるように、とりあえず「10ヶ条」形式でまとめててみた。(かなり偏った個人補正あり)

その1 生活費のかからないところで暮らす。

表現をしながら生き延びていくために必要な生活費と活動費。その両方を生み出していくためには、生活費を抑えることのできる場所で暮らすことが重要。

その2 自分がやっている「行為」を理解する。

美術やアートの表現として最もポピュラーな「絵」を描くという行為であっても、色や形や構成、イメージやコンセプトといった「いじり」どころが違っていて、自分が何を「いじる」ことが好きなのか。何「フェチ」なのかに気づくことが大切。

その3 フレーム(枠組み)を理解する。

自分が「フェチ」感を持ったものを、紙かキャンバスか、彫刻か街か映像かなど、どんなフレーム表現するのが良いのか、適しているのかを理解する。

その4 より大きなフレームを理解する。

キャンバスに描くと展覧会やギャラリーというフレームで流通させることが前提になる。街というフレームなら地域のアートやグラフティー。たとえば同じギャラリーと言っても全然違うタイプだったりすることを知っておくことが重要。

その5 編集の必要性

自分の「フェチ」、表現フレーム、外界フレームというものを理解した中で、では自分の「フェチ」やイメージをどういうフレームで表現し、社会的枠組みに乗せ、流通させていくかを「編集」していくことが重要。(自分でやれない場合は優れたギャラリストやキュレーターという編集者に出会えばいい)

その6 自分が面白いことをちゃんとやっていく。

たとえば絵画表現は守られたシステムだし、良いシステムだけれども、フォーマットが急激に変わりつつある今、それがこれからどうなるのか?自分のリアリティーに合うのかを、見極めて面白いことをやっていくことが必要。

その7 自分を客観視し、それを乗り越えていくこと。

表現することは、まず自分や作品を客観視することが前提。そこからこうやった方がもっと面白いかなという感じで新しいフィールドに出ていく。自分自身を超えようとして何か面白くなる状態が大事。

その8 記録や記憶を残しておく。

「生き延びる」ためには何をつくり、何を編集し、何を残したかが重要。何も残さなければ、何も存在しなかったのと同じになる。存在することで生まれるリアリティーというものがあるから、記憶が圧縮される前に、語られない面白いストーリーも含めて記録を残しておくことが重要。

その9 期待されることばかりをやらない。

自分の向かい合う、「いじる」べきことに向かい合うと一番いい状態になれるけれど、周囲に期待されて同じことをやらなきゃいけなかったりもする。そいうい時は自分自身を更新して期待を裏切ればいいし、時には逃げてもいい。

その10 自分にとっての確信をつかむ。

80年代、現代アートのフレームで表現しながらも、西洋の翻訳された美術が理解できなかった。そんな時、途上国とされるパプアニューギニアで出会った「ヤセ犬」の姿を見て、何でもないと思われているものが変身して凄い状態に変わるのが美しい、「美」だと思った。それからはそいうい価値観でものが作れないかなという感じで活動している。

以上が今回のイベントで藤さんが若いアーティストたちの質問に答えながら話してくれた、おおまかな内容です。

これ以外にも様々な雑談と脱線を挟みながら、貴重な「使い捨てられないアーティストになる」知恵を授けてくれた藤さん。私たちMiracle Waterは、主宰者の藤さんの活動姿勢を見習いながら、今後も地域の人々や、様々な活動をするアーティストたちに役立つイベントを開催していきますので、もしご興味のある方は、そんなイベントにぜひご参加を!
(阿部和璧)
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by mwlab | 2012-01-27 12:24 | 活動報告

豊島(てしま)の鍋が豊島区へ

 一週間前のTWitter上の告知から、イベントに来ていただく藤浩志さんやL PACKさん、そして告知を読んでくださった方々のお陰で、110回もリツイートされた、明後日25日の「使い捨てされないアーティストになるために」~アーティストだらけの本音ポロリ大会~告知。

当初から特に準備もぜず、ゆるい雑談の会にしていこうという方向で企画してきた会だが、さすがに思わぬ反響もあり、せめてみんなでつくる鍋の量だけは、ある程度の人が来ても困らない準備はしておこうということになった。e0250097_1655841.jpg

そこで、参加アーティストの藤さんに相談すると、藤さんから「2010年の瀬戸内国際芸術祭への出品作品の藤島八十郎の家で使っていた鍋とカセットコンロを2種類づつ、あと包丁を送ってもらうことにしました」というメールが届いた。

個人的にはこれまで同じ「豊島」つながりで、行った人々から「毎日、色んな人が集まって、何かしら面白いことが起こっていた」という噂だけは聞いていた藤島八十郎の家。そこから、藤さんにとって「思い入れの深い」道具たちがやって来ることには、とても感慨深いものがある。

美しい海やのどかな自然がある豊島と、古い路地や懐かしい商店街がある豊島区雑司が谷。2つの風景は、決して同じではないけれど、そこには、その土地に愛着を持った人が住み、長年積み重ねてきたそれぞれの歴史がある。

そんな地域という「場」に根差して活動を始めた私たちMiracle Water。25日(水)の「使い捨てされないアーティストになるために」~アーティストだらけの本音ポロリ大会~は、アートやアーティスト視点のイベントになるけれど、少なくとも雑司が谷で購入した具材の鍋やお酒が満喫できるので、興味のある方はぜひご参加を!
(画像は藤さんが描いた豊島タワーからの風景)

Miracle Park企画「使い捨てされないアーティストになるために」~アーティストだらけの本音ポロリ大会~

日時 2012年1月25日(水)18時から21時頃まで。

場所 東京メトロ副都心線「雑司が谷駅」2番出口すぐ「としまアートステーションZ

料金 お酒と鍋の具材の実費。家にあるお酒や具材を持ち寄られた方はより歓迎されます。
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by mwlab | 2012-01-23 16:14 | 記事

マイペースに生きるつわもの達

千登世橋教育センターの文化祭でお世話になったマイペースの会。
マイペースの会は、雑司が谷に住む方々で結成されている高齢者のサークルです。
彼らのうたい文句にある「粗大ゴミにはならないぞ!」の言葉からも強いエネルギーを感じさせられます。
メンバーの誰かがやりたい企画を行うというMiracle Waterと通じるところのある「マイペース」な会なのです。
映画鑑賞や勉強会、旅行などさまざまな企画が行われています。今度は高尾山へ行くそう!!

今回は、「昭和史」についての映像を見て、語らう場に参加させて頂きました。
それぞれの戦争体験や、思うことなどを語らう場で、その中に若い世代の私がいることがとてもいい刺激になったようです。若い人がどう思うのか、どう感じるのかとても知りたがっていました。

戦争についてなどの昔の資料は探せばあるけれども、その時「どんな気持ち」でひとりひとりが生きていたのかはなかなか知り得ない。こういう場を大切にしていきたい。

ところで、高齢者が生きていく上で必要なものは何だと思いますか?
それは、「きょういく」と「きょうよう」なんだそう。

きょういく=「今日、行く」   所がある
きょうよう=「今日、用」  がある

なるほどなー。

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写真は雑司が谷で見つけた親子のゆきだるま。

(馬渕かなみ)
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by mwlab | 2012-01-16 22:21 | 気になる人

Miracle Park企画「使い捨てされないアーティストになるために」を開催!

 としまアートステーションで現在活動中のアーティストユニット、L PACKさんと、私たちMiracle Water主宰の藤浩志さんが東京に来られる日に便乗して行う、ゆるい感じの勉強会というか、雑談の会のようなイベントを1月25日(水)に行います。

「使い捨てされないアーティストになるために」というタイトルのついたこの会は、地域系のアートプロジェクトや、コマーシャルギャラリーで活動している若いアーティストたちが、様々な現場で使い捨てにされている状況があるのでは?という疑問について考え、そんな状況があるのならば、そこで生き延びるすべを学びます。e0250097_15453657.jpg

一見、きっちりとした学習会のようですが、副題に~アーティストだらけの本音ポロリ大会~とついた決して堅苦しくない、お酒と鍋を囲みながら日ごろは話せない本音を打ち明け合う、ゆるい雑談の会です。

当日は、18時に東京メトロ副都心線「雑司が谷駅」2番出口すぐにある「としまアートステーションZ」に集合し、そこで鍋の具材やお酒などを買い出しに行くところから始まります。ですので参加費は買い出した実費を割り勘。会の終了は21時を予定しています。

日ごろは語れない地域アートプロジェクトやコマーシャルギャラリーに対する様々な疑問や問題点。それらのことをアーティストだけでなく、アートに関わる人々や、一般の人々も含めた様々な意見を通して話し合っていきます。

アーティストだけでなく、アーティストを目指す人々。また地域アートプロジェクトやアート全般に興味のある方などで、対話の中の本音を土台にして、今抱えている問題を乗り越えていきたいと思っている方などの参加をお待ちしております。

Miracle Park企画「使い捨てされないアーティストになるために」~アーティストだらけの本音ポロリ大会~

日時 2012年1月25日(水)18時から21時頃まで。

場所 東京メトロ副都心線「雑司が谷駅」2番出口すぐ「としまアートステーションZ

料金 お酒と鍋の具材の実費。家にあるお酒や具材を持ち寄られた方はより歓迎されます。
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by mwlab | 2012-01-16 15:52 | 告知

みっける写真道場×Miracle Water その1

「カメラ好き」ということで、記録担当(自称)としてMiracle Waterの活動の写真を見よう見まねで撮っていました。そんな中、ある旅行中にMiracle Waterの主宰でもある藤浩志さんも関わっている大阪の此花区にある「此花メヂア」でその出会いはありました。
それが、北川貴好師範が立ち上げた「みっける写真道場」なのです。


その感動を藤さんにお話したところ、じゃあ北川さんとコンタクトをとってみたら?
と思いもよらぬ、私にとってとてもうれしいお話を頂き、さっそく北川さんアプローチ!雑司が谷で写真道場を開くことを目指して活動を開始しました。

まず、としまアートステーション「Z」から3331 ARTS CYDを目指して行われた「Miracle Walk」の様子を作品化することにチャレンジ!

北川師範には、制作した作品を一度提出し、メールで添削をしてもらいOKが出たら公開というプロセスで進めています。

ということで、最初の提出。
師範からのコメント>
評価:もう少しがんばろう!! 
コメント:可能なら、音楽を変えて再提出してください。
という評価。映像に合った音楽を選ぶのは本当に難しい。
気持ちを切り替え、全然違った雰囲気の音楽を探し、コマのスピードもいじりながら試行錯誤を繰り返す。
そして、できたのがこちら。



師範からのコメント>
評価:良く出来ました!
コメント:いいですね

私、馬渕の趣味性が出ていると師範からコメント頂きました。
次回は、雑司が谷を舞台に作品を制作したいと思っています。
一緒に楽しんでくれる仲間募集中です。
(馬渕かなみ)
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by mwlab | 2012-01-09 08:55 | 記事
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面白く大切な活動へ興味と関心を注ぐ人の存在を水にたとえ、地域活動での水のありさまを深める為のプラットフォームです。 雑司が谷にはたくさんのみみずくがいます。み・みず・く。


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